この記事ではタイ国鉄(State Railway of Thailand, SRT)のチケットの予約方法を解説します。
2025年8月にバンコクのクルンテープ・アピワット中央駅からノーンカイ駅まで寝台列車で行った際の実体験をもとに書いていきます。主に、以下の3つを解説します。
この列車の旅の様子は以下の記事に書いていますので、よかったらご覧ください!
タイの鉄道の予約方法
まずはタイでの鉄道予約のおおまかな流れです。
では、以下で詳しく見ていきましょう!
公式サイト(dticket)で列車を検索

公式サイトにアクセスします。めちゃくちゃサイトが重たいのですが、気長にやるしかないですね…
予約の際にはこのサイトの会員登録をしておく必要があります。
タイ国鉄公式サイト:
https://dticket.railway.co.th/DTicketPublicWeb/home/Home
右上のボタンでタイ語→英語に切り替えられます。
出発地、目的地、日付、人数を選択して検索します。出発地と目的地はスペルがわからないと選択できないです。調べておきましょう。
乗りたい列車を選択 → 座席クラスを選択 → 座席を選択
次の画面で乗りたい列車を選択します。出発時刻で選びましょう。

次に座席のクラスを選びます。1等、2等、3等などです。今回私は2等AC付きを選択しました。十分快適でしたが、1等だとどれだけ上等なのか気になりますね!

その次は座席を選択します。寝台列車の場合、上のベッドか下のベッドかを選べます。2人で行く場合は上下で予約するのが良いでしょう。ベッドを出していない時は向かい合わせの座席になるためです。

すでに予約されているベッドには「男性」「女性」「僧侶」のいずれかのマークが記されています。空席は緑色です。
個人的には、列車の真ん中らへんの席をおすすめします。トイレと洗面台がドアを隔てて車両の端にあるため、端側の席は人通りが多くなるためです。
このチケット(PDF)が送られてくればOK
座席選択後にクレジットカードで決済をし、予約が完了すればチケットのPDFファイルが添付されたメールが送られてきます。

このチケットのQRコードがあればOKです。スクショしておきましょう。
列車の乗り方 – クルンテープ・アピワット中央駅
クルンテープ・アピワット中央駅(旧称・バーンスー中央駅)での列車の乗り方について書いておきます。
出発の1時間前に駅に着いていれば安心
まず、クルンテープ・アピワット中央駅はめちゃくちゃ広いです。東南アジア最大級らしいです。Google Maps で新宿駅と同一縮尺で並べてみると、けっこういい勝負なんじゃないか…

新宿駅ほど構造が複雑ではないので迷うことはないと思いますが、初めて新宿駅に行ったときの気持ちを思い出しながら向かいましょう。
MRTバンスー駅からクルンテープ・アピワット中央駅へ

歩いて15分はかかります。プラットホームによってはもっとかかる場合もあるかもです。「3A」という出口を目指して歩いてください。
どのプラットホームから乗るのかを確認(駅員さんに聞く)
列車によってどのプラットホームから出発するかが異なります。私が乗った列車はプラットホームBからの出発でした。電光掲示板にどの列車がどこから出発するかが書かれてあるので、それを頼りに行けばOKです。

とはいえ、駅が広すぎて「本当にこっちであってるの?」と疑心暗鬼になるので、駅員さんに聞いてみるのが確実です。
出発の20分前から改札が始まる(QRコードを準備)
出発の20分前になると、プラットホームに入場できるようになります。チケットのQRコードを係の人に見せればOKです。国際列車にのるならパスポートの提示も必要かもしれません。
乗車!列車番号(Car)と座席番号(Seat)を確認しよう
チケット(PDF)に記載された列車番号と座席番号(Car – Seat No の欄)を確認して、自分の席を見つけましょう!

タイで列車に乗る際の注意点まとめ
以下は注意点のまとめです!
- 人気路線(夜行列車・国際列車)は早めの予約必須
→ 特にバンコク発ノーンカイ行き、チェンマイ行き、ヴィエンチャン行きはすぐ満席になります。 - 駅での購入は行列に注意
→ 今回はオンラインで予約しましたが、駅で購入する場合は並ぶこともあります。実際、フアランポーン駅でチェンマイ行きを予約した際は数十分並びました。 - 発車ホームが直前まで変わることがある
→ 電光掲示板をこまめに確認。駅員さんにも聞きましょう。 - エアコン車両は極寒レベルに冷える
→ 個人差がありますが、上着は必須です。 - 車内販売のお弁当あり
→ やや割高ですが美味しいです! - 貴重品は座席やベッドに置きっぱなしにしない
→ 現金やパスポートは抱えて寝たほうが無難でしょう。
以上です!
この列車の旅の様子は以下の記事に書いていますので、ぜひ読んでみてください!
バンコクから鉄道でノーンカイ駅、そこからヴィエンチャン、ルアンパバーンへと陸路で旅した記録です。

記事を読む:【実体験】タイからラオスへ陸路で行く方法|バンコク発ヴィエンチャン・ルアンパバーンへの国境越えを徹底解説(列車+バス)
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