台北~台南路線バスの旅③台中から嘉義へ、台湾南部の田舎道を走る

台湾

この記事は、2022年12月に台湾の台北から台南までバスのみで旅行した記録です。
今回は第3回目。台中から嘉義まで、バスを4本乗り継いで行きました。

前回の記事:
台北~台南路線バスの旅②新竹から台中へ、台中で巨大ビカクシダに出会う

旅の3日目、4本のバスを乗り継ぎ台中から嘉義へ

台中から嘉義に行くまでに乗ったバスは以下の通りです。

  • 總達客運6333:干城站→草屯
  • 彰化客運6924:草屯→員林轉運站
  • 員林客運6882:員林轉運站→西螺
  • 員林客運 6880:西螺轉運站→嘉義市轉運中心

どれも路線バスと言うよりは、中距離を走る高速バスのようなものでした。

總達客運6333:干城站→草屯

ちょっと遅めに起きて、Micasa Hotel で朝食を食べます。
昨晩は夜遅くてわかりませんでしたが、このホテルには素敵な中庭がありました。

▼台中の Micasa Hotel で朝食。味は普通。
台中のMicasaHotelで朝食

▼台中の Micasa Hotel の中庭
台中のMicasaHotelの中庭

▼台中駅前のスタバでちょっと仕事
台中駅前のスタバでちょっと仕事

▼台中駅。天気がいい!
台中駅

▼台中駅鉄道文化園区(旧駅舎)
台中駅鉄道文化園区(旧駅舎)

日本統治時代に建設された台中駅の旧駅舎の前を通りすぎ、バス停に向かいます。

干城站から13時45分発6333A水里行きのバスに乗ります。途中下車して草屯で乗り換えます。
場所がちょっと分かりづらいというか、この辺りはバス停がたくさんあるため、間違わないように注意が必要です。

バスが出発するとすぐに都会の喧騒から離れ、美しい郊外へと車窓が広がります。
青空が広がり、陽光が降り注ぎ、穏やかな天候に包まれながら、バスは南へ向かって進んでいきます。心地よいバス旅の始まりです。

▼干城站。ここから總達客運のバスが出発します。 干城站(總達客運)

▼晴天のもと、台中市街地を出発。
台中市街地

▼總達客運のバス車内
總達客運のバス車内

▼台中-草屯のバスの車窓から
台中-草屯のバスの車窓から

▼草屯に到着
草屯

台中から45分ほどで草屯という街に到着。

ここでバスを乗り換えますが、30分ほど時間があったのでちょっとだけ散策。
バス停からすぐのところにあった恵徳宮という廟に参拝します。

おそらく地元民らしき参拝客が数名いました。地域の信仰の中心となっているようです。
きちんとお祈りをして、旅の安全を願います。

▼恵徳宮(草屯) 恵徳宮(草屯)

▼恵徳宮の内部恵徳宮の内部

廟に参拝しただけでは時間を持て余したため、バス停の周りをうろうろします。
歩いていると目の前に巨大なビカクシダが…!

こんな立派なビカクシダ、日本だと植物園じゃないと見られないですね〜
やはり南国・台湾、植物が良く育ちます。

このサイズのビカクシダを日本で買ったら10万円近くしそうです。

▼草屯で見つけた巨大ビカクシダ①
草屯で見つけた巨大ビカクシダ

▼草屯で見つけた巨大ビカクシダ②
草屯で見つけた巨大ビカクシダ

彰化客運6924:草屯→員林轉運站

員林行きのバスは、草屯についたバス停の向かい側のバス停から出発します。
15時頃にバスが到着。彰化客運6924で員林轉運站まで行きます。

▼草屯のバス停。員林行きのバスを待ちます。 草屯のバス停。員林行きのバスを待ちます。

▼彰化客運の車窓から。田舎の自然が広がる。
彰化客運の車窓から

時刻は16時前。
草屯から1時間ほどで員林轉運站に到着しました。

員林で西螺行きのバスに乗り換えます。
出発するのは到着した員林轉運站ではなく、員林客運の員林站です。
間違わないよう注意してくださいね。

▼員林轉運站に到着 員林轉運站

▼員林轉運站

員林客運6882:員林轉運站→西螺

員林轉運站から徒歩5分ほどで員林客運の員林站へ。

バスターミナルと言うには小ぢんまりしたところですが、その小ささがアットホームな雰囲気を醸し出しています。

台湾の田舎町、員林。その街の風景は雑多でありながら、静かでのどかで、のんびりとした日常が広がっています。
人々の行き交いは少ないですが、バスの出発を待つ姿を見ていると懐かしい気持ちになります。

▼のどかな雰囲気が漂う員林站 員林客運の員林站

▼員林站の入り口 員林客運の員林站

▼員林禅寺。バスターミナルの真ん前。 員林禅寺

哀愁ただよう員林のバスターミナルで待つこと40分、西螺へ向かうバスが到着しました。
員林客運6882に乗って西螺へ向かいます。
乗客は私を含めて4人しかいない。

▼員林客運6882の車内 員林客運6882

▼台湾南部の田舎道を走る 員林客運6882

▼夕暮れが近い 員林客運6882

17時40分、西螺転運站に到着。
ここで本日最後となる嘉義行きのバスに乗り換える。

セブンイレブンが併設されたやや立派な西螺のバスターミナル。
やはり人はまばらでした。下校中の中高生がバスに乗っていく姿を見た。

嘉義行きのバスが何時に到着するのか、時刻表を見てもわからず…周りにバス会社の職員らしき人がいるわけでもなかったため、とりあえず、Google Mapのバスの情報を信じて待つことに。
本当にバスが来るのか?と思うほど、人もバスも少ないバスターミナルでした。

▼西螺転運站の時刻表 西螺転運站の時刻表

▼夕暮れの西螺
夕暮れの西螺

ちょっと時間があったので、バスターミナルから歩いて西螺延平老街という日本統治時代の建物がある小さな通りに行ってみました。
しかし、もう夕方17時を過ぎており、お店は閉まってしまい、人通りもまったくありませんでした。ただただ暗い通りになってしまっていました。

そうこうしているうちに嘉義行きのバスが到着。
本当にバスが来た…!という安堵。今日中に嘉義に行けそうで良かったです。

▼嘉義行きのバス(員林客運6880) 嘉義行きのバス

員林客運6880:西螺轉運站→嘉義市轉運中心

18時20分、嘉義行きのバスが出発。
やはり客は少なく、私を入れて2人だけでした。
斗南、大林といった街を通って行くも、客はほとんど乗ってきません。

▼員林客運6880の車内 員林客運6880の車内

1時間半ほどバスに乗り、19時50分に嘉義に到着!
嘉義市轉運中心という鉄道の嘉義駅の西側にあるバスターミナルに到着しました。

▼嘉義市轉運中心に到着
嘉義市轉運中心

嘉義の街を散策

嘉義では「嘉新大飯店」という駅前のホテルに宿泊しました。
かなり古いホテルでしたが、駅近で1泊1,000元程度という安さ。

なんとなくラブホっぽいというか、曖昧宿?のような雰囲気もありましたが…

20時を過ぎていたので、夕食をとりに出かけます。
洪牛土產牛肉湯というお店へ。
嘉義でも牛肉湯が食べられるんですね〜

洪牛土產牛肉湯(Google Map

▼洪牛土產牛肉湯。やさしい味のスープが美味しい! 洪牛土產牛肉湯

▼ニンニクたっぷりの肉野菜炒め 洪牛土產牛肉湯

夕食の後は、文化路夜市をうろついて、嘉義のシンボルたる噴水へ。
この噴水は2014年に公開された台湾映画「KANO」の舞台にもなり、同年、蒋介石から吳明捷投手の像に変更され、街のシンボルとなりました。

こんなふうにライトアップされているとは知らなかったな〜

KANOの舞台となった嘉義の噴水

以上、台北~台南路線バスの旅の3日目でした!

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