2025年2月、バンコクの「シークルン・ホテル(The Krungkasem Srikrung Hotel)」に宿泊しました。かつて、ジュライホテルや楽宮旅社、台北旅社と並び、アジアを放浪する旅人の間で広く知られたこのホテル。フアランポーン駅や中華街にも近く、鉄道旅の拠点として最適な立地にあります。

この記事では、シークルン・ホテルに泊まった感想を書いていきます!
旅人を迎えてきた歴史あるホテル|フアランポーン駅とチャイナタウン至近の好立地
シークルン・ホテル(スリークルンと発音することも)は、多くの旅人を迎えてきたホテルのひとつです。かつてはジュライホテルや楽宮旅社、台北旅社と並び、アジアを放浪する旅人たちにとって知らない人はいないほど有名でした。東南アジアやインドを旅した貧乏旅行者が、旅に疲れを癒やすために最後に泊まったのがこのシークルン・ホテルだったと言われています。

ホテルの立地もまた、旅人にとって理想的。最寄りのフアランポーン駅までは徒歩圏内で、鉄道を利用する旅行者には便利な拠点となります。タイ国内を鉄道で移動する際はもちろん、かつて国際列車が発着していたこの駅周辺には、旅情を誘う雰囲気が今も残っている気がします。

さらに、中華街(ヤワラート)にもほど近く、バンコクならではの活気ある街並みを存分に楽しめます。ローカルな雰囲気が漂う細い路地には、美味しい中華料理店や歴史ある寺院が点在し、食や文化を体験するには最適なエリアです。夜になると、屋台が立ち並び、タイと中華のエッセンスが融合した独特のナイトマーケットが広がります。

シークルン・ホテルの周辺には、こうした バンコクの歴史と旅の雰囲気を感じられるスポット が数多くあります。かつての放浪者たちの足跡を辿りながら、新たな旅の思い出を作るには、ぴったりのホテルと言えるでしょう。
時代を感じる空間とフアランポーン駅を一望できる客室
シークルン・ホテルに足を踏み入れると、どこか時代を感じさせる落ち着いた雰囲気が漂っています。派手さはないものの、歴史を重ねたホテルならではの趣があり、旅人たちが行き交った時代をかすかに感じることができます。スタッフさんも親切で、日本語を少し話せる人がいるのも嬉しいポイントです。
館内には中華系ホテルらしい落ち着いた雰囲気が漂い、ロビーには伝統的な装飾や中国語の案内が見られます。チャイナタウンにも近いため、周囲には中華系のレストランや商店が多く、どこか香港や台湾の古い宿を思わせるような空気感も感じられます。
客室に入ると、そこから見える景色に心を奪われます。フアランポーン駅、ゆったりと流れるパドゥン・クルンカセーム運河、そしてバンコクの街並みが広がる絶好のロケーション。駅舎のライトがどこかノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

部屋の設備はシンプルながら清潔に保たれており、古き良きホテルの味わいが感じられます。改装されているとは思うのですが、最新のデザイナーズホテルとは異なる、「旅人を受け入れてきた歴史のある空間」 がここにはあります。ただし、建物自体の古さは否めず、一部の設備は経年劣化を感じることもあるでしょう。

バルコニーに出て街をぼんやりと眺めていると、バンコクで旅をするワクワク感が胸に広がります。まさに、旅好きにとってはたまらないロケーション。シークルン・ホテルは、単なる宿泊施設ではなく、「旅の情景を味わえる場所」 なのかもしれません。

昔ながらの温かいおもてなしと美味しい朝食ビュッフェ
シークルン・ホテルに滞在して感じるのは、どこか懐かしさを覚える昔ながらの温かいおもてなし です。大規模な高級ホテルのような洗練された接客とは違い、スタッフ一人ひとりが親しみやすく、どこか家庭的な雰囲気を醸し出しています。
チェックインの際も、にこやかに迎えてくれ、「どこから来たの?」と気さくに話しかけてくれることも。英語やタイ語が苦手でも、日本語を少し話せるスタッフがいるため、簡単なやりとりなら安心してできます。

シークルン・ホテルの朝食は、シンプルながら満足度の高い洋風ビュッフェです。トーストやスクランブルエッグ、ハム、ソーセージなど、基本的な洋朝食のメニューが揃っており、コーヒーやジュースも自由に楽しめます。
洋風のメニューが中心ですがタイ料理もあります。タイカレーや炒め物も少し用意されており、朝から本場の味を楽しむことができます。特にタイカレーは、日本のカレーとは異なり、ココナッツミルクの風味が効いたスパイシーな味わいで、旅気分を盛り上げてくれます。
レストランの雰囲気もアットホームで、どこか昔ながらの食堂を思わせるような温かみがあります。
大都会バンコクの喧騒の中にある、どこか昔の旅を思い出させる温かいサービスと、気取らない美味しい朝食。シークルン・ホテルは、ただ泊まるだけではなく、そんな心温まる体験ができる場所でもありました。

では、今回は以上です!
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