2023年7月にトルコのトラブゾンからイスタンブールまでバスで移動した際の記録です。
美しき黒海の街トラブゾンから、歴史と文化が広がるイスタンブールへ向かうバス旅について、詳しく解説します。予算や所要時間、宿泊した宿なども紹介していきます!
前回、バトゥミからトラブゾンへ移動した際の記事は以下からどうぞ。
前回の記事:
バトゥミからトラブゾンにバスで行く方法【ジョージア・トルコ国境】
トラブゾンからイスタンブールまでバスで行きました
トラブゾンからイスタンブールまでは約1,000kmあります。
今回もMETRO社のバスを利用しました。
トラブゾンからイスタンブールまで直で行くバスもあるようですが、17時間もかかる上に夜行のようでした。さすがに17時間は疲れるし、夜走ると外の景色が見れないため、サムスンで1泊していくことにしました。
実際に通ったルートは以下のGoogle Mapの通りです。
所要時間と予算
所要時間とバス代は以下の通りです。どちらもMETRO社を利用しました。
サムスンからイスタンブールへ向かう際にバスが故障したため、1時間ほどサービスエリアで立ち往生してしまいました。本来なら10時間~11時間程度で行けると思います。
トラブゾンからサムスンへ!9時間のバス旅
では、実際のバス旅の様子をお伝えしていきます!
トラブゾンのバスターミナルの場所
トラブゾンのバスターミナルの場所は以下のGoogle Mapの通りです。
METRO社のチケットカウンターもこの中にあり、バスの予約をすることができます。
このバスターミナルにはMETRO社以外のバス会社も多く乗り入れていますね。けっこう大きなバスターミナルです。タクシー乗り場もありました。
また、バスターミナルの中には食堂や雑貨屋などもあり、なかなか充実しています。
午前11時発のバスに乗ります。
バスは3列シートで広々しています。座席ごとにUSB電源があり、充電が可能なのも嬉しいですね。
トラブゾンからサムスンへ
11時ちょうどにバスが出発。晴天のもと、黒海沿岸を走ります。
トラブゾンは綺麗な街です。丘陵に家やマンションが建ち並びます。
天気がよく、海も見えて、気持ちよくバスが走っていきます。
METRO社のバスは飲み物と軽食の提供があります。これはなんとも嬉しいです。
お昼時と夕方の2回も提供されました。
黒海沿いを走りつつ、ときどき途中の街に停車しながらサムスンへと向かいます。
チャルシャンバのバスターミナルを出て、半島を切るように走っていきます。右手には田んぼらしき土地があり、あるいは畑が見えます。
17時50分、サムスンの市内に入りました。大きな街で、高層マンションが並ぶ一方で、山側には緩やかな丘陵が広がっています。
市街地から少し離れたバスターミナルに到着。巨大なバスターミナルです。
サムスンのバスターミナルに到着してすぐに、翌日のイスタンブール行きをMETRO社のチケットカウンターで予約しました。550トルコリラでした。
バスターミナルの外にあるタクシー乗り場でタクシーに乗り、ホテルへ向かいます。メーターを使って、60トルコリラほどでした。
サムスンのホテル・レストラン
サムスン – 黒海沿いの大都市です。
海に近いところに繁華街があり、山側は住宅地となっていました。高層マンションも多いです。
サムスンでは中心部近くのビジネスホテルに泊まりました。
1泊4,400円ほど。安いのに部屋は広くて、大満足でした。受付の人も親切でした。
夕食はホテルの近くの「DO-LA-PI」というお店へ。
スタッフに「日本人?」と聞かれ、なぜか歓迎されました。
何が食べたいか、指差しと写真で説明して注文しました。スタッフの方々と一緒に写真を撮ったりと、楽しいひと時でした。
夕食は、肉のピザのようなのも、ケバブとナン、サラダ、水と紅茶を2杯飲み、さらにプリンまで食べました。全部で320リラ。やはりジョージアと比べると物価が安い。
このお店、とても美味しかったのでオススメです。サムスンを訪れた際はぜひ!
サムスンからイスタンブールへ!12時間のバス旅
翌日は午前9時発のバスに乗りました。
サムスンのバスターミナルの場所
サムスンのバスターミナルは市街地からやや離れた場所にあります。
街の中心部からタクシーで10分ほどでしょうか。
サムスンのバスターミナルは巨大です。
中にはバス各社のチケットカウンターや、食堂、ATMなどがあります。
9時ちょうど発のイスタンブール行きのバスに乗ります!
サムスンからイスタンブールへ
バスは3列シートで、窓が大きくて広々としています。
海沿いではなく、山道を走ります。窓の外にひまわり畑や農地が見えます。途中のバスターミナルに停まり、1人また1人と乗客が増えていきます。
12時頃、サービスエリアで昼休憩…と思ったら、バスが故障したようで、エンジンを止めて修理している様子。トラフィックポリスも来ました。何があったんだろう?
同じバスに乗っていたキルギスのビシュケクから来た青年が言うに、バスの故障は直らず、乗り換える必要があるそううでした。とほほ…これは長い旅になりそうだ。サービスエリアで休憩。オレンジ味の炭酸飲料を飲む。30リラ。さらにチャイをもらう。どうやらこのチャイはMETRO社が奢ってくれるそうだ。
雲ひとつない青空、気温は高く、しかし風は涼しかったです。ひたすら替えのバスが来るのを待つしかないのか…まあ、こういう状況を楽しめるようじゃないとな。
結局、替えのバスが来たのは14時頃。約2時間ほど待ちました。
その後、バスはひたすらに走り、イスタンブールへ…20時頃になって日が暮れてきました。
21時になろうという頃、イスタンブールのアジア側のバスターミナルに到着。
12時間のバスの旅がここで終了。
イスタンブールのバスターミナルに到着
イスタンブールのサマンドラバスターミナルに到着しました。
中心部までは20kmほどあるので、ここからタクシーに乗ってホテルへと向かいます。
バスターミナルの近くには市バスのバス停があるので、イスタンブールカードがあれば市バスで市街地まで行くことも可能です。バス停は以下のGoogle Mapの場所にあります。
ボスポラス海峡を渡りヨーロッパへ
イスタンブールに到着した翌日、フェリー乗ってヨーロッパサイドへ渡りました。
アジアから陸路の旅を続け、ようやくヨーロッパへと到達しました。感慨もひとしおです。
ブルーモスクとアヤソフィアを見に行きました。
どちらも美しい!7月のイスタンブールは、天気がよく、写真がよく撮れました。
以上、トラブゾン→イスタンブールのバス旅についてでした!
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