カザフスタン・アルマトイの日本人墓地へバスで行く方法を解説!

カザフスタン

2019年5月にアルマトイにある日本人抑留者墓地を訪れたので、その時の記録です。
場所は Google Map だとこのあたりです。

この記事では、アルマトイⅡ駅からバスに乗って行く方法を詳しく解説していきます!

アルマトイの日本人墓地(日本人抑留者埋葬地)とは?

在カザフスタン日本大使館のページによると、アルマティ市内には3ヶ所の日本人抑留者埋葬地があるそうです。私が訪れたのは145 名の日本人が埋葬されている中央墓地です。

アルマトイの日本人墓地に関して、日本大使館のページにはこう書かれています。

第二次大戦後、カザフスタン内で抑留された日本人は約5万8,900名(諸説あり)で、このうち少なくとも約1,500名の方が亡くなった。アルマティ市には第40収容所が置かれ、現在のホテル「インターコンチネンタル・アルマティ」、新テレビ・センター地区やアルマティ第 1 駅にあったとされる。ここに抑留されていた日本人は、主にアルマティ市建設に従事した。旧国会議事堂、科学アカデミー、第7発電所、アブライ・ハン通りやジェルトクサン通りにある古い集合住宅が、日本人抑留者によって建設されたといわれている。第7発電所は現在もアルマティ市に電力を供給している。カザフスタンの人々の日本人観は「勤勉」や「清潔」であり、このような日本人観の形成には、抑留されていた日本人の印象が大きく反映されているといわれている。

アルマティ案内2024年5月版 – 在カザフスタン日本大使館

バスを利用して日本人墓地へ行く方法・所要時間

では、バスで日本人墓地へ行く方法を解説していきます。
アルマトイⅡ駅からの所要時間はバス20分 + 徒歩20分の合計40分ぐらいだったと思います。

アルマトイⅡ駅から141番のバスに乗る

アルマトイⅡ駅の南側にある「Abylai-han Ave」というバス停から乗車します。

バスは大通り(Rayimbek Ave)を西に走って行きます。
どこで降りれば良いのか不安だったので、運転手さんに行き先を書いたメモを見せました。おそらく私の意図を理解したようで、降りるべき場所を直前に教えてくれました。

バスの運転手さんに見せたメモ

「Baizaqov St」というバス停で降りて西へ進みます。

バス停「Baizaqov St」から歩いて日本人墓地

バス停から西へ少し歩くと、墓苑らしき入り口があります。

アルマトイ中央墓地の入口

門の中に入ると、この墓苑の管理人らしき人がおり、一言「ヤポン」と言うと日本人墓地の場所を教えてくれました。

中央墓地内の地図

墓苑内のぬかるんだ道を歩いていきます。木々が生い茂っており、なかなか気持ちのいい場所でした。カザフスタンの墓石は個人の顔をそのまま彫ったものが多く、興味深かったです。

入口から歩いて15分ほどで、日本人場所に着きました。

石碑を見るとドイツ語で書かれてあり、これはドイツ人の墓だとわかりました。日本人墓地は隣にありました。

生い茂る木々の中に墓石が並ぶ空間が作られています。
腰ほどの高さの柵で囲まれており、一軒家が5,6軒は建ちそうな広い敷地です。墓石は縦2メートル、横1メートルの長方形で、それが横に5つ、縦に8個程度、等間隔に並んでいました。名前が彫られているわけではないようです。1つの墓石に6人が眠っているらしいです。墓石の周りには草が生い茂っていましたが、カザフ人らしきおじさん(もしかすると在外邦人かもしれない)がちょうど草刈りをしてくれているところでした。

柵の外には祈念碑が建てられてあり、こう記されていました。

第二次世界大戦後に当地で亡くなられた日本人抑留者の英霊を悼むとともに墓地改修を支援頂いたアルマトイ市民並びに本墓地を守っていただいたカザフスタンの方々に感謝いたします。2011年11月18日

カザフスタンの人々がこの場所を手入れしてくれていることに感謝し、安らかに眠るよう祈りを捧げました。

以上、アルマトイの日本人墓地へ行く方法でした。
2019年の情報なので少し古いですが、参考になれば幸いです。

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