【タイ→ラオス国境】バンコクからルアンパバーンまで陸路(列車+バス)で行く方法!料金や所要時間など詳しく解説

国境越え

2025年8月、タイのバンコクからラオスの世界遺産都市・ルアンパバーンまで陸路で旅をしました。

この記事では、実体験に基づき「どうやって行くのか」「どれくらい時間がかかるのか」「合計いくらかかるのか」 を詳しく解説します。

この記事の内容
  • 国境越えの流れ(列車+ソンテウ+国際バス+タクシー+ラオス中国鉄道)
  • 必要な費用とタイムスケジュール
  • 注意点や最新のビザ情報(2025年8月時点)

これから同じルートでの旅を計画している方は、ぜひ参考にしてください。

※ バンコクから国際列車でビエンチャンまで行く方法もありますが、残念ながら席が満席でした。そのため、バンコク→ノーンカイは列車で、ノーンカイからはソンテウ、バス等を利用して国境越えをしました。

ラオスの古都ルアンパバーンの朝 – 僧侶たちが托鉢に向かう

国境越えの概要:所要時間と費用

まずはこの国境越えの概要を記します。

タイ→ラオスの国境越えの概要(バンコクからルアンパバーンまで)

私がバンコクからルアンパバーンまで行ったおおまかな行程は次の通りです。

区間移動手段費用所要時間補足
バンコク→ノーンカイ駅夜行列車(2等寝台)994THB約10時間要予約
ノーンカイ駅→国境事務所ソンテウ40THB約10分現金払い
国境越え(出入国)徒歩+国際バス35THB+入国税20THB約30〜40分ビザ不要(2025年8月時点)
国境→ビエンチャン市内乗り合いタクシー100THB約30分相乗り推奨
ビエンチャン市内→駅タクシー17万キープ約30分駅は郊外に位置
ビエンチャン駅→ルアンパバーン駅ラオス中国鉄道約4,000円約2.5時間要予約
ルアンパバーン駅→市街地タクシー20万キープ約30分交渉可能

所要時間は約1日(バンコクからビエンチャンまでなら約12時間)、かかった費用は約12,000円でした。

要チェック!国境越えの注意点

  • ビザ不要:2025年8月時点では日本人のラオス入国の際の査証(ビザ)は不要でした。アライバルビザも不要です。ただし、ビザの要不要は時々で変わるため、最新の情報を得ておくことをオススメします!
  • チケットは事前予約推奨:特にビエンチャン→ルアンパバーンの鉄道は満席になりやすいです。
  • 時間に余裕を:国境や鉄道駅は混雑することもあるため、スケジュールは余裕を持ちましょう。
  • 国境付近の治安は流動的:国境付近の情勢は流動的ですので、安全な旅を心がけて下さい。

ステップ① 列車でバンコクからタイ北部の街ノーンカイまで

MRTバンスー駅からクルンテープ・アピワット中央駅へ至る道(3A出口)

バンコクからノーンカイまで列車で行きました。

クルンテープ・アピワット中央駅から列車に乗る

クルンテープ・アピワット中央駅で25番の列車に乗る

出発駅はクルンテープ・アピワット中央駅。とても広い駅なので、出発の1時間前には到着しておくと安心です。

予約した列車

便番号:25
座席タイプ:AC付2等寝台(下段)
出発駅:クルンテープ・アピワット中央駅(20時25分発)
到着駅:ノーンカイ駅(翌6時25分着)
料金:994THB
予約サイト:https://dticket.railway.co.th/DTicketPublicWeb/home/Home

列車に乗る際は、ネットで購入したチケットのQRコード見せます。プラットホームに入場できるのは出発の20分前です。

クルンテープ・アピワット中央駅のプラットホーム – 多くの旅客で混み合う

駅構内には売店があるので、晩御飯を買って列車の中で食べるのも良いでしょう。私は車内販売のお弁当を食べましたが、温かくて美味しかったですよ!

寝台列車の中はこんな感じ!

寝台列車の座席 – 寝るとき座席を変形してベッドとなる

タイの寝台列車は真ん中に通路があり、左右に2段の寝台が縦(列車と平行に)に並べられた構造です。余談ですが、中国やモンゴルで乗った列車は片側に通路があるタイプで寝台は列車と垂直に配置されていました。タイの列車の方がベッドの横幅が広くて快適でした。トイレや洗面台もそこそこキレイでしたね。

清潔なシーツでした。充電もできます!

定刻通り出発した列車は、20時37分にドンムアン駅、21時38分にアユタヤ駅に停まり、どんどんと北上していきます。都心のビルの灯りはまばらになり、やがてわずかな灯りに照らされた田畑の影が見え始めます。

車内で夕食をとり、そろそろ寝ようかなと。消灯時間が決まっているわけではないですが、寝る頃になると、乗務員さんがベッドメイクをしてくれます。

列車内で注文したお弁当。チキンビリヤニ的な?温かいスープ付き。他にも色々なメニューがありました。

列車に揺られながら寝ます。寝心地は普通です。身長が高いと完全には脚を伸ばせないため、ちょっと辛いかもです。

翌朝5時半頃に起きると、まだ眠気の残る車内にコーヒーやお茶を売り歩く人の声が響いていました。列車はほぼ定刻通りの6時25分にノーンカイ駅に到着。

翌朝6時半にタイ北部の街ノーンカイに到着

ステップ② ソンテウでノーンカイ鉄道駅からタイ・ラオス国境へ

ノーンカイ駅を出るとソンテウ(小型トラック改造の乗合バス)が待っています。運転手に「Border(国境)」と言えば通じます。

  • 費用:40THB
  • 所要時間:約10分

旅行者や地元の人で荷台はすぐ満席になりました。10分ほどでノーンカイ国境管理事務所へ到着。

ステップ③ タイの出国手続きをする

6時45分頃、ノーンカイ国境管理事務所でタイの出国手続きをします。難しいことは何もなく、スムーズに出国。

ステップ④ 国際バスで国境の橋を渡る

タイ側ノーンカイ国境管理事務所内にある国際バスチケット売り場

出国ゲートを越えて歩いていくと、国際バスのチケット売り場があります。

  • 費用:35THB
  • 所要時間:約10分

国際バスでメコン川にかかる橋を渡り、ラオス側の国境事務所に到着します。

国際バスで国境に架かる橋を渡ります

ステップ⑤ ラオスの入国手続きをする

7時頃、ラオスのターナレーン国境検問所に到着。ここでラオスの入国手続きをします。

  • 入国税:20THB
  • 所要時間:30~40分

2025年8月時点、日本人はビザ不要です。書類に記入し、入国税を支払えば問題なく入国できます。

ラオスの国境事務所

ステップ⑥ 乗り合いタクシーで国境からビエンチャン中心部へ

ラオスの国境事務所前はがらんとしている

7時半頃、国境事務所を出るとタクシーの客引きが待っています。私はロシア人旅行者とシェアして市内まで。

  • 費用:1人100THB
  • 所要時間:約30分
  • 到着地点:ビエンチャンセンター(または任意の場所)

ビエンチャンでは列車の出発まで時間があったので、スタバで休憩して市街地を散策しました。

タクシーでヴィエンチャン市街地へ – ラオスの田舎道を走る

ステップ⑦ タクシーでビエンチャン中心部から鉄道駅へ

ラオス中国鉄道のビエンチャン駅は郊外にあるため、市内からタクシー移動が必要です。

  • 費用:17万キープ
  • 所要:約30〜40分

13時50分にビエンチャン駅に到着。出発の1時間前に到着しておくと無難です。中国が建設した無駄に巨大な駅舎で、中には売店もありした。

ビエンチャンの鉄道駅 – めちゃくちゃ中国。バカでかい!

ステップ⑧ ラオス中国鉄道でビエンチャンからルアンパバーンへ

ラオス中国鉄道ヴィエンチャン駅構内

列車を予約の際に取得したQRコードとパスポートを提示して、プラットホームに入場します。

ここでチケットQRコードの改札をする

乗った列車は以下の通りです。

予約した列車

便番号:C86
座席タイプ:2等席
出発駅:ビエンチャン駅(15時05分発)
到着駅:ルアンパバーン駅(17時26分着)
料金:約4,000円
予約サイト:https://12go.asia/jp/travel/vientiane/luang-prabang-railway-station

ヴィエンチャン駅のプラットホーム

途中の景色は山や田畑が続き、バンビエンを過ぎると山岳地帯に入りトンネルが多くなります。

ルアンパバーンへ向かう車窓からの風景

ほぼ定刻でルアンパバーンに到着。

ルアンパバーン駅に到着

駅前の客引きタクシーを利用し、20万キープで市内まで移動。18時頃にホテルに到着しました。

ルアンパバーン駅前のロータリー。客待ちのタクシーを捕まえる。

まとめ|バンコクからルアンパバーンは「丸1日の大移動」

以上、バンコクからルアンパバーンまで陸路で行く方法でした。

飛行機なら1.5時間ほどで行けますが、列車・バスを乗り継いで国境を越える体験は「旅をしている感」が格別。鉄道好きやバックパッカーには特におすすめのルートです。

ぜひ、トライしてみてください!
この記事が参考になれば幸いです。

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