2023年と2019年に滞在したウズベキスタンの観光情報をまとめました!
この記事ではウズベキスタン旅行にかかった費用、入国方法、都市間の移動手段、各都市の観光スポットやレストラン、宿泊施設の情報をお届けします。さらに、旅行の際の注意点や治安についても詳しく解説します。
シルクロードの重要な拠点として栄えたウズベキスタンは、美しい歴史的建造物や多彩な食文化など魅力に満ちています。私の経験上ですが治安も悪くないため、オススメの旅行先だと思います。
これからウズベキスタンへの旅行を検討されている方に、ぜひこの記事を読んでいただきたいです!
YouTubeもぜひご覧ください!
ウズベキスタン旅行の概要・予算
ウズベキスタンは中央アジアにある内陸国で、本数は少ないですが東京からの直行便で約9時間の距離にあります。韓国の仁川を経由する場合は11時間~15時間といったところでしょうか。
ヨーロッパよりは近いけどちょっと遠いな…って感じの国なので、ある程度日程を確保して行きたい国ですね。
物価は安く、治安も比較的良いので、旅行しやすい国だと思います。
ここではウズベキスタン旅行の予算について、私の実体験をベースに解説していきます!
タシケント&サマルカンド3泊4日の予算
2023年5月(GW)にタシケントとサマルカンドに旅行した際にかかった費用です。
GWの繁忙期に妻と2人でそこそこ良いホテル(プール付き)に泊まっても、航空券以外の滞在費が約10万円といった予算感です。
航空券は高かったですが…現地でかかった費用が1人5万円というのは、なかなか安いんじゃないでしょうか?
ホテルのランクを下げたり、食費を少しケチればもっと安く行けそうですね!
ウズベキスタン横断1週間の予算
2019年には1人でウズベキスタンを横断しました。
カザフスタンのアルマトイから列車でタシケントに入り、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァ、ヌクスと西へ西へと向かい、最後は列車でヌクスからカザフスタンのアクタウに至りました。
約1週間の旅だったのですが、かかった費用は以下の通りです。
めちゃくちゃ安いですね(笑)
この時はあまりお金がなかったので、宿はホステルやB&Bで1泊1,000円~2,000円、食事は一食1,000円以内で過ごしていたと思います。都市間のバスや乗合タクシーも数百円でした。一番お金のかかったヌクスからアクタウへ行く鉄道代でも3,000円程度だった思います。
2019年なので今とは少し物価や為替が異なるでしょうが、2023年現在でもこのぐらいの予算で1週間滞在することは十分可能だと思います。
ウズベキスタンへの行き方(空路・陸路)
ウズベキスタンに行く方法を紹介します。
空路にしろ陸路にしろ、まずはタシケントに向かうのが一般的かなと思います。
関空から仁川を経由して首都タシケントへ
日本からタシュケントへのアクセス方法としては、成田空港からウズベキスタン航空の直行便を選ぶか、韓国の仁川(インチョン)経由で同じくウズベキスタン航空に乗るのが最も便利でしょう。
2023年5月に訪れた際は、関空から仁川を経由して、ウズベキスタン航空でタシケントまで行きました。
タシケント空港は中央アジアの中心的な空港なので、アルマトイやビシュケクなどからも航空便が頻繁に出ていると思います。
タシケント空港に関しては以下の記事で紹介しているので、ご興味のある方は読んでみてください!
アルマトイから列車で行く方法
陸路でタシケントに行く方法としては列車が挙げられます。
2019年に訪れた際は、カザフスタンのアルマトイから列車に乗って入国しました。
24時間という長旅ですが、車窓から見える景色は最高です!
列車で行く方法については以下の記事から!
チケットの買い方などを詳しく書いています。
(余談)ウズベキスタンからカザフスタンへ
余談ですが、ウズベキスタンからカザフスタンへ行く方法も書いておきます。
ヌクスという街からカザフスタンのアクタウまで鉄道を使って国境越えをした際の記録を、以下の記事に記しています。ご興味のある方はどうぞ!
ウズベキスタンを旅行する際の注意点
ここでウズベキスタンを旅行する際の注意点を挙げておきます。
渡航の前に確認しておいてください。特に査証(ビザ)や治安に関しては、必ず外務省のページで確認するようにしましょう。
ウズベキスタン入国時の査証(ビザ)について
観光目的でウズベキスタンに入国する場合、査証(ビザ)は不要です。※2023年5月時点
空路だけでなく陸路で入る場合も不要なので、かなり旅行しやすい国ですね!
ウズベキスタンのクレカ事情・両替・ATMでの海外キャッシング
まずクレジットカードに関して。
レストランでは使えること多いですが、小さなお店やバザールなどでは使えない場合も多いです。
そのため、現金を多めにもって行ったほうが良いと思います。
両替は空港や市内の銀行で可能です。日本円でも両替できます。
ただ場所は限られるので、注意が必要ですね。
私が利用したことがあるのは、タシケントだと空港、ORIENT FINANS BANK(OFB)、NBU(ウズベキスタン国立銀行)などです。
ATMでの海外キャッシングに関しても、OFBにあるATMで可能だと思います。
ただし、そもそも街なかにATMがそんなに多くない印象でした。
両替に関しては、以下の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてください。2019年の情報なのでちょっと古いですが…
ウズベキスタンの治安について
ウズベキスタンの治安について、私が肌で感じたことを書きます。
タシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァ、ヌクスと旅行しましたが、治安に関して不安になることは全くありませんでした!
タシケントやサマルカンドは観光客が多いのですが、ボッタクリや詐欺、スリ、盗難といったものに出くわすこともなく、比較的安全に旅行することができました。日本人女性が一人旅しているのを見かけることもあり、比較的安全と言って良いのではないでしょうか。
まあ、敢えて言うなら車の運転が荒いことぐらいですかね?
さすがに夜道を女性ひとりで歩いたりするのはオススメしませんが、普通に観光するだけなら不測のトラブルに巻き込まれる可能性は低いと思います。
とはいえ、細心の注意を払って旅行してくださいね!
ウズベキスタンの観光シーズン、気候など
2019年、2023年とも5月のGWの時期に旅行したので、その時期の気候しかわからないのですが、3月~6月と9月~10月が過ごしやすい季節のようです。夏は暑くて冬は寒いみたいですね。
5月の気候に関して言うと、昼間は日差しが強くて暑いです。Tシャツ1枚で過ごせます。
しかし、夜になると肌寒くなるので、長袖のシャツやパーカーがあると良いかなと思います。
ウズベキスタン国内の移動について
ウズベキスタン国内での移動手段は飛行機、鉄道、バス、乗合タクシーのいずれかになると思います。
飛行機または列車が便利
最も簡単な方法は飛行機です。
タシケント→サマルカンドの片道で約6,000円程度と価格もお手頃ですし、航空券予約サイトから簡単に予約できるのが便利でいいですよね。
ただし、日本のように主要都市間を毎日運航しているわけでは無いようです。
鉄道の方が頻繁に運行しているようですが、オンラインでの予約がやや煩雑なのが難点です。
現地の鉄道オフィスで予約するのも面倒ですしね…しかも列車は予約でいっぱいのことも多く、希望の日程に乗れないこともありました。(事前予約は必須です)
鉄道での移動に関しては、タシケント・サマルカンド間で利用した時の記録を以下の記事に記しているので、参考にしてみてください。
バスの旅は時間はかかるがとにかく安い
バスや乗合タクシーはとにかく安いです!
2019年に旅した時は、タシケントからサマルカンドまで25,000スム(約300円)でした。
ただ、待ち時間含めけっこうな時間を要します。特に乗合タクシーは人が集まらないと出発しないため、1時間待つなんてこともザラにあります。
各都市間の移動については、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
ウズベキスタン各都市の見どころ
ここからはウズベキスタン各都市の見どころと、実際に泊まったオススメのホテルやB&Bを紹介していきます!
タシケント
首都タシケントは見どころがありすぎるのですが、やはり一番のオススメは「チョルスー・バザール」でしょう。
「チョルスー」はペルシャ語からきた言葉で、「交差点」または「四方からの道路または川」を意味します。シルクロード交易で栄えたタシケントを代表するバザールですね!
青いドームの内部とその周辺に多数のお店があり、日用品から食料品、土産物など多種多様なものが売られています。少ないですが飲食店も中にあります。
食料品を扱うお店では、味見をすることも可能です。お店の人は気さくな方が多く、話しかければおそらく味見させてもらえるでしょう。サラミやチーズ、キムチなどを味見しながらバザールを歩くのが、なかなか楽しくてオススメです!
サマルカンド
サマルカンドはタシケントから鉄道(特急)で約2時間、バスで約5時間のところにある、シルクロードのオアシス古都です。
やはり一番のオススメは「レギスタン広場」でしょう。
三棟のマドラサ(神学校)がコの字型に建っており、その装飾の美しさは本当に素晴らしいです!
外観を見るのは当然無料ですが、マドラサの中に入るのには入場料(写真撮影料込で約1,000円)が必要です。
他の施設と比べると入場料がちょっと高いですが、向かって一番奥にあるティラカリ・マドラサの金色の天井は一見の価値ありです!
このレギスタン広場はウズベキスタン随一の観光地で、いつも人が多いです。
オススメなのは朝の7時頃で、かなり人が少なくたくさん写真を撮ることができます。
また、夜はライトアップされており、こちらも一見の価値ありですね。
ぜひ、朝昼夜と異なった姿を見せるレギスタン広場に行ってみてほしいです。
徒歩圏内のホテルに泊まることを強くオススメします!
ヒヴァ
ウズベキスタン北西部に位置するヒヴァは、年間300日も晴天が続く乾燥地帯にあり、カラッとした天気が気持ちがいいです。ブハラから車で8時間ほど(遠い!)です。
「イチャン・カラ」と呼ばれる城壁で囲まれた旧市街が見どころです!
城壁の中に入るのには入場料が要りますが、周りを歩くだけでも十分楽しいです。
タシケントやサマルカンドと比べると小さな町なので、ゆっくり街を見ながらのんびり過ごすのが良いですね。
ヌクス
ウズベキスタン内にあるカラカルパクスタン共和国の首都であるヌクス。
ヒヴァ(ウルゲンチ)から車で約2時間の距離にあります。
特に何かがある街というわけではないですが、一番の見どころは「サヴィツキー美術館」でしょう。
入場料は48,000ソム(学生は38,000ソム)。※2019年時点
キエフ出身のイゴール・サヴィツキー氏が収集したカラカルパクスタンとウズベキスタンの民族学資料やロシア・アヴァンギャルドの絵画が展示されています。
個人的なオススメはサビッツキー自身の作品です。ウズベキスタンの美しい風景画を描いており、引き込まれる魅力があります。
おすすめのレストラン
タシケントのみの紹介となりますが、以下の記事でオススメのレストランを紹介しています。
特に美味しかったのは「Caravan」で食べた子羊のリブです!
ぜひお試しを!
まとめ – YouTubeもぜひ!
以上、私がウズベキスタンに2度旅行した際の情報をまとめてみました。
この記事が、皆さんにとっての充実したウズベキスタン旅行の参考になれば嬉しいです。
ぜひ、美しい自然と文化に触れながら、ウズベキスタンの魅力を堪能してください!
YouTubeでもウズベキスタン旅行について配信しています。ぜひご覧ください!
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