インド・ラダックのレーまで来たならパンゴン湖にも行きたいですよね!
私は2022年6月にラダックを訪れ、パンゴン湖までバスで行って帰ってきました。
この記事では、パンゴン湖まで最も安く行く方法を紹介します。レーからローカルバスに乗ってでパンゴン湖まで行って、パンゴン湖で1泊し、翌朝同じバスに乗って帰ってくるというものです。
YouTubeでもパンゴン湖への旅の様子を伝えているので、ぜひご覧ください!
※この記事の情報は2022年6月時点のものです。
パンゴン湖(パンゴンツォ)とは?
パンゴン湖(パンゴンツォ)といえば、ラダックを代表する景勝地の一つで、その美しい湖面と4,000~6,000m級のヒマラヤの山々の景色が大変に素晴らしいです。
2009年のインド映画「きっと、うまくいく」のラストシーンのロケ地となったことでも有名ですよね。
また、パンゴン湖に至るまでに、チェムレゴンパやサクティ村を通り、チャンラ峠という標高5,360mにもなる峠を越えるのもポイントの一つです。特に、峠の上から眺める景色が最高です!
インドと中国の国境付近にあり、入域許可証(ILP)を取得する必要があるのが面倒ではありますが、その手間以上の価値があります。
※もちろん、個人で入域許可証(ILP)を取得する方法もこの記事で解説します!
この記事で解説するパンゴン湖への行き方は、バスを使うためちょっとハード…というか時間がかかります。
ツアーやタクシーを使うよりもお金は節約できますが、ヌブラやツォ・モリリなどを含め効率的に旅行したい場合にはおすすめできないです。
一方、パンゴン湖だけに安く行きたいならば、最も適した方法だと思います!なので、ぜひ最後まで読んでください!
レーからパンゴン湖へ向かう際に必要なお金・注意点
レーからパンゴン湖まで行って帰ってくるおおまかな流れは次の通りです。
私の場合、パーミッション650ルピー、バスの往復700ルピー、そして宿代1,500ルピーの合計2,850ルピー(約5,000円)でレーからパンゴン湖まで往復できました。おそらくパンゴン湖へ行って帰ってくる一番安い方法です。
パンゴン湖での宿は自分で見つける必要がありますが、適当に歩けばそこそこの宿が見つかると思います。ただ、1,000ルピーを切るような宿は少ないような印象を受けました。
パンゴン湖に到着するのが15時前後、翌朝6時半に出発ということを考えると、パンゴン湖での日中の滞在時間はそれほど長くはないです。パンゴン湖やその周辺をじっくり見て回りたい場合は、レーの旅行代理店で2泊か3泊のツアーを組んでもらったほうが良いと思いますね。
自分はパンゴン湖のみで十分、かつあまり時間的余裕がなかったので上述の方法で行くことにしました。
レーからパンゴン湖への具体的な行き方を解説
入域許可証の取得から、バスの乗り方、パンゴン湖での宿泊について解説していきます。
行程①レーの Ancient Tracks で入域許可証(ILP)の取得
まず、パンゴン湖へ行くには入域許可証(ILP)が必要です。
私はレーのメインバザールの近くにある Ancient Tracks という旅行代理店で入域許可証の取得をお願いしました。
料金は650ルピーで、これはパンゴン湖周辺の観光地(例えば、ヌブラやツォ・モリリ)のパーミッションも含みます。
入域許可証(ILP)の取得は平日のみ可能で、申請から取得までの所要時間は2時間程度でした。
出発の前日までに取得しておくことをおすすめします!
また、この紙はパンゴン湖に行く途中のチェック・ポイントで回収されるため、何部かコピーをとっておいた方が良いです。
Ancient Tracks で頼めばコピーをもらえるはずです。
行程②レー南のバスターミナルでチケットの予約をする
バスターミナルで予約をします。バスの予約は出発の前日のみ可能です。
パンゴン湖行きのバスは月水金に出発なので、日火木に予約をしに窓口に行きましょう。
また、可能であれば予約の際に左側の座席を指定しましょう。
後述しますが、左側であれば途中でチェムレゴンパをよく見ることができます。
バスターミナルの場所はこちらです。
ザンスカールやツォ・モリリにもこのバスターミナルから行けるみたいです。
行程③レー南のバスターミナルでバスに乗る
出発は毎週月水金の朝6時半です。(正確には6時半集合7時出発)
チケットを買ったのと同じバスターミナルに行きましょう。
そのへんにいる人にどのバスがパンゴン湖へ行くか確認して、バスに乗り込みます。
私が乗ったバスはほぼ満席で、ほとんどがインド国内からの旅行客でした。
行程④山道をひたすら走る
レーを出発して最初の2時間ぐらいは幹線道路を進みますが、途中から山道になります。
チャンラ峠を越えて少しすると休憩があります。
ここで昼食を取るもよし、チャイを飲むもよし。
私はバスの中でお腹が痛くなるのが怖くて、昼食は食べずにチャイを一杯だけ飲みました。
昼食以外でも何度か休憩したり、入域許可証を確認するためのチェック・ポイントがあったりします。
それにしても道中の景色がきれいなので、ぜひ楽しんでください!
行程⑤バスがパンゴン湖に到着&宿を探す
7~8時間程度でパンゴン湖に到着。とても美しい湖です。
宿はバスが停まったところから歩いて行けるところに数軒あります。
値段を交渉して泊まりましょう。
食堂や生活雑貨を売っている店も何軒かあります。
宿に併設されていた食堂で食事をとりました。
といってもマギーしか無かったのですが…
パンゴン湖周辺で食事を取れる場所は限られてくるので、覚悟しておいたほうが良いでしょう。
湖の方へ歩いて行ってみます。
天気は良いですが、風が強くなってくると山が湖面に反射しなくなるので、風のないうちに行きましょう。
やはり、パンゴン湖は美しいです。
湖畔からヒマラヤの山々を眺めていると、自然の壮大さと力強さに圧倒されます。
雄大な山々が湖面に映り、その美しさは言葉に尽くしがたいものです。空気は清々しく澄み渡り、静寂な中に自然の息吹を感じます。
湖畔を散策しながら、心身ともにリフレッシュすることができました。
パンゴン湖の魅力は、ただ美しい風景だけでなく、自然との調和と平穏を感じることができることですね。
行程⑥翌日、同じバスでレーに帰る
翌日の朝7時にレーに向けて出発します。
基本的には、行きの乗客の全員が同じバスで帰ることになると思います。
同じ道を帰るため、ちょっと飽きます…
15時頃にレーのバスターミナルに到着します。
やはり8時間もバスに乗ると疲れますね(笑)
以上、レーからパンゴン湖へバスで行く方法でした!
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