この記事では、新疆ウイグル自治区のウルムチから鉄道(南疆鉄道)に乗ってカシュガルまで、約20時間の旅について書きます。
東京から飛行機を乗り継いでウルムチへ、そこから陸路でカシュガル→オシュ(キルギス)→ビシュケクまで行くというのが今回の旅の目的でした。(オシュからビシュケクへは時間がなくて空路を使ってしましたが・・・)
そんな旅の第1話目です。(2018年5月4日木曜日)
ウルムチで列車に乗る際の注意点
題に入る前に注意点をいくつか!新疆ウイグル自治区へ行く人の役に立てばなと思います。
こんなところでしょうか。
中国慣れしている人にはなんてことないと思いますが、初めてだと少し戸惑いますね!
ウルムチ→カシュガルの列車の旅の様子はYoutubeでも紹介しています。
【中国・南疆線】ウルムチ→カシュガル20時間の鉄道旅(From Urumqi to Kashgar)
YouTubeもご覧いただけると嬉しいです!
GWを利用して中国・キルギス国境越えの旅へ
GWを利用して新疆ウイグル自治区のウルムチとカシュガル、そして国境を越えてキルギスのオシュ、ビシュケクへ行ってきました。
ウルムチからオシュまでは陸路で行き、オシュービシュケク間のみ飛行機での移動となりました。
移動が多くてかなりハードな行程でしたが、中国→キルギス国境の絶景が見られたので、最高に満足度の高い旅行となりました。
旅のまとめ記事はコチラ:
【2018年】中国・キルギス国境越えの旅のまとめ
ちなみにフライトはマイルを貯めて予約しました。
23,000マイルでウルムチ行きの往復航空券が買えたので、かなりお得といえます。
マイルの貯め方については、また後日記事を書こうかなと思っています。
北京から飛行機でウルムチへ、1泊した後カシュガルへ向かう
2018/05/04(金)ウルムチ南駅から列車に乗ってカシュガルへ向かいました。
前日の深夜2時頃(※北京時間)にウルムチに到着し、ホテルに着いたのが3時頃だったので、3,4時間ぐらい寝て朝9時にはホテルをチェックアウト、ウルムチ南駅へ、という慌ただしい出発となりました。
ちなみにウルムチ空港から市内へはタクシーで20分程度、バスでも30分程度で行けます(バスは降りる場所によりますが)。
ウルムチ南駅は市内の南側にあり、主な列車はここから出発しているようです。ホテルからウルムチ南駅までは10分ほど、13元で行けました。
ウルムチの朝はタクシーがなかなか捕まらず焦りましたが、ホテルの人に助けてもらって乗ることができました。
泊まったホテルはこちら:
錦江之星烏魯木齊紅旗路酒店 Googleマップ
ウルムチには初めて行ったんですが、かなり都会ですね。
市バスも地下鉄もあって、体感ですが台北と同じぐらいの規模感です。
タワーマンションが立ち並び、コンビニや百貨店もあって、こんな近代的な都市だったとは意外でした。
ウルムチでもAliPay(支付宝)やWeChatPay(微信支付)が使えることにも驚き!
駅に着いたのが9時ちょっと過ぎで、そこからチケット売り場がどこにあるのかを色んな人に聞いて、ようやくたどり着きました。
早朝なのにチケットカウンターには長蛇の列が・・・
事前に日本で列車のチケットを予約していても/予約していなくても1時間半前ぐらいには駅に行って並んだほうが良さそうです。
買ったチケットは「新空調硬卧」というもの。325.5元でした。これは3段ベッドの寝台席です。
1時間ぐらいならんでようやくチケットが買えたので、待合室へ。
待合室にはスマホの充電器が設置されていて、超進んでる!と感動しまししました。日本より快適じゃないか!
見渡すと、ウイグル人っぽい人が多くて、新疆に来たんだなあとしみじみ思ってしまいました。話されている言葉も中国語(普通話)じゃないっぽい。
駅構内には売店もあるので、ここで腹ごしらえしていける。
果物やパン、お菓子、カップ麺などが売られていました。
お菓子を食べたりしながら時間を潰して、列車の時間を待ちます。
ウルムチ南駅からカシュガル行きの寝台列車に乗る!
意外と言ったら失礼ですが・・・定刻通りに列車が来ました(まあ始発駅だしね)。
旅情あふれるホームと列車に感動する間もなく、早く乗るよう駅員さんに言われる・・・
みんな大荷物で列車に乗っていきます。
ウルムチに仕事に出てきている人たちが故郷に帰ったりするのかな?
新疆は広いですから、この荷物の多さもうなずける。
列車に乗る。車内はけっこうきれい!3段ベッドも下の段なら全然快適そう~!
しかも私が乗ったときは乗客もそれほど多くなくて(乗車率50%~70%ぐらい?)、想像していた中国の列車より、かなり快適に過ごせました。
ほどなくして列車が出発(11時53分)。カシュガルに着くのは翌朝なので、かなりの長旅になるな~車内にはトイレ(インドと同じ形式のやつ)、喫煙所、洗面台などがありました。
あと、お湯がでる装置もあって、カップ麺を食べることができます!実際、食べてる人多かったな~
列車から見える風景は、市街地を出るとすぐに砂漠のような地帯に入る。緑も所々あるけれど、何もない風景が続く・・・
ウルムチから出てすぐは風車がたくさん建っていましたね。
そして視界の奥の方には山が!あれが天山山脈なのかは不明・・・(たぶんそう)
ここからは、途中でいくつかの駅に停車しながらひたすら西へ進んでいきます。
ずっとこんな風景が続きます。けど見ていても意外と飽きない。
車内販売で、弁当やお菓子、カップ麺などが売られていました。
お弁当を買ってみたけど、見た目からは想像できない不味さで半分も食べれませんでした・・・すいません。
車内で食べるものは事前に買っておいたほうがいいです。
途中の駅で停まった際には、ちょっと外に出ることができます。
飲み物や食べ物が買える。
途中駅から乗ってくるお客さんも。みんな大きな荷物を持っている。
それにしてもこの車体の色合いがいいな~
売店ではカップ麺、ビスケット、各種飲み物(アルコールは売っていなかった気がする)、果物などを販売していました。18時50分頃、コルラを出発。
ここには10分ぐらい停車していたので、駅のホームから街の様子を見ていたのですが、結構都会でした。
タワーマンションも建っていた!けど東京や大阪と比べると、建物があまり密集していなくて、中国って広大だな・・・って思いました。
というか土地広いしタワマン建てなくてもいいんじゃね、と思ったり・・・
これも車内からの風景。ずっと変わらない景色だけど、街だったり、化学プラントっぽい施設があったりして、まあ飽きない。石油か天然ガスでも獲れるんでしょうか?
ちなみに、動画の中の声は電話しているオッサンw
もちろん車内は通話OKです。
日が暮れるのは21時を過ぎてからなので、まだまだ明るい。
22時頃になってようやく暗くなる。そんな頃、クチャに到着。
石油か天然ガスを運ぶような貨物車がありました。やっぱりこのあたりで獲れるんでしょうかね?22時ぐらいには歯磨きをして就寝。周りは起きているようだったけど。
ウルムチを出発してから約20時間、ようやくカシュガルに到着!
午前6時ぐらいに起きる。北京時間なので6時でもまだ暗い。周りの乗客たちは歯磨きをしているようだったので、私もつられて歯を磨く。
これぐらいの時間から乗務員の女性たちが車内を掃除していました。
身支度をして、到着に備えます。午前7時にカシュガルに到着。まだ薄暗い。
早朝のカシュガル駅!人は全然いない・・・
駅前の広場に行くと、タクシーの群れがいたので、他の人と乗り合いで市内まで。
20分で20元ぐらいだったかな・・・
カシュガルの宿、喀什老城青年旅舎まで行ってくれました。
1泊45元のドミトリーが空いていたので、そこに決めて即ベッドへ・・・
20時間の列車の旅は流石に疲れました・・・
以上、ウルムチ→カシュガルの列車の旅でした。
次はカシュガルを散策した話です。
次の記事はコチラ:
カシュガル老城、エイティガール寺院を街歩き(写真38枚)
▼動画でも旅の様子を紹介!
【中国・南疆線】ウルムチ→カシュガル20時間の鉄道旅(From Urumqi to Kashgar)
YouTubeでもウルムチ→カシュガルの列車の旅の様子を紹介しています。
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コメント
はじめまして。
似たルートを旅行しようと考えているのでとても参考になります。
お尋ねしたいのですが、錦江之星烏魯木齊紅旗路酒店は深夜到着でも
普通にチェックインできましたか?
(ホテル予約サイトで見るとフロントが0時までとなっていて、
気になって調べていて貴サイトにたどり着きました)
それから、深夜2時でも空港から市内へのタクシーは簡単に拾えましたか?
お答えいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます!遅くなってすいません。
>お尋ねしたいのですが、錦江之星烏魯木齊紅旗路酒店は深夜到着でも
普通にチェックインできましたか?
はい、3時頃にチェックインしても大丈夫でした。
>深夜2時でも空港から市内へのタクシーは簡単に拾えましたか?
はい、客引きがいるので簡単に拾えます。
料金は交渉しないといけないですけどね。
ご返信ありがとうございます。
ウルムチは外国人の泊まれる宿泊施設も少なそうで
情報もあまり出てこないので大変助かります。