カシュガルから車に乗ってアクトー(阿克陶镇)へ行ってきました。
(2018年5月6日日曜日)
アクトーへはカシュガルから南へ車で1.5時間ほど。
地球の歩き方に載っていないどころか、Googleや百度で検索しても、ほとんど情報が出てこない街です。
そんな未知すぎる街へなぜ行ったのかというと、喀什老城青年旅舎で知り合った北京出身の女の子(と言っても38歳だったのだが・・・)に誘われたんですよね。
アクトーに友人がいるから暇なら一緒に行こう!って。
実際暇だったし、日本で誰も知らないような街を訪れるのは、なんだか楽しそうだなと。
せっかくなので行ってみることにしました。
そんなわけで、今回はアクトー(阿克陶镇)の様子をお伝えします!
前回の記事はコチラ:
カシュガル動物市場(アニマルマーケット)の新鮮な羊肉のスープが最高でした
カシュガルからアクトー(阿克陶鎮)へドライブ
カシュガルでレンタカーを借りて、北京女子と同じ宿に泊まっていた中国人の女性2人を連れて、合計4人で出発。
道路沿いにも「习近平总书记与新疆各族人民心连心」の看板がありました。
この看板の「立てたくないけど政府に言われて立てました」感が半端じゃない。
砂漠の中を通っていくのかと思いきや、意外と緑がいっぱいでした。
道路も整備されていましたが、なんというか、妙に整然といしている感じがします。
ドライブの様子。
幹線道路沿いに、新築らしき居住区が続きます。
北京女子曰く、この居住区はウイグル人のために政府がつくったもので、こういう区画のきっちりしたところに住まわせた方が、人民をコントロールしやすいのだそうな・・・
北京女子からしても、中国政府というのは、あまりいいイメージではないのかもしれない。
ちなみに、カシュガルにもアクトーにも、警察が街のいたるところに居るのだが、北京女子は「新疆ウイグル自治区は警察がどこにでもいるから安全」と言っていました。
治安がいいのか悪いのかわかんないな・・・物々しい雰囲気を感じました。
こんな美しい並木の広がる道路を進みます。
途中でアクトーの小学校に行くという女の子を乗せました。このあたりでは、日常的にヒッチハイク通学が行われているようです。
そんなこんなでアクトーに到着。
女の子を小学校まで送り届けました。
意外と都会でビックリです。
思的克伯克纪念馆とその周辺
まずは、アクトー(阿克陶镇)にある大きな公園のようなところへ。
湖があって、市民の憩いの場となっているようでした。
思的克伯克記念館という博物館があったので、行ってきました。思的克伯克というのは、アクトーの英雄のようです。
思的克伯克(1815年-1866年),柯尔克孜族,新疆阿克陶县,是阿克陶县历史上著名的柯尔克孜学者,是反对外地侵略、维护祖国统一的爱国英雄。思的克伯克 – 搜狗百科
思的克伯克の像。
思的克伯克記念館の外観。
思的克伯克について①
思的克伯克について②
思的克伯克記念館から見渡した、公園の全景。背の高いマンションのような建物があります。
こんな広大な土地に、あんな高いマンションが必要なのか?と思っていまいます。
なんとなく、違和感のある風景。続いて、博物館の周りに描いてある絵の一覧。
遊牧民らしい柯尔克孜族の暮らしが描かれているようです。
思的克伯克記念館の絵1
思的克伯克記念館の絵2
思的克伯克記念館の絵3
思的克伯克記念館の絵4
思的克伯克記念館の絵5
思的克伯克記念館の絵6
思的克伯克記念館の絵7
思的克伯克記念館の絵8
思的克伯克記念館の絵9
思的克伯克記念館の絵10
思的克伯克記念館の絵11
思的克伯克記念館の絵12
思的克伯克記念館の絵13
思的克伯克記念館の絵14
池で釣りをする人々。
コスモスっぽい花と背の高いマンション。
突如現れる中華感あふれる東屋。
なんと結婚式をしていました!
おめでとうございました。
アクトー(阿克陶鎮)のバザールをぶらぶら
続いてアクトーのバザールに行きました。
北京女子の友達がバザールの靴屋で商売をしているようで、そこを訪れました。
カシュガルで靴を仕入れて、アクトーで売っているそうです。
(左から3番目の女性、北京女子はその隣)北京女子のお友達に挨拶しつつ、バザールをぶらぶらしました!
日曜だったせいか家族連れをよく見かけました。
植物の種を売る店。
散らかしすぎだろ・・・w
たくさんの種類のおかずを売っている。
串焼きのお店!やっぱウイグルと言えばこれですね。
奥で家族らしき4人が楽しそうに食事しています。
アイスクリームを買いました!
学校帰りの女子高生と一緒にアイスを食べました。どこから来たの?
と聞かれて、日本人であることを伝えましたが、理解されなかったようです・・・
そもそも日本という国があることを知らないかもしれないですね。中国の、新疆の田舎の高校生ですが、服がおしゃれなんですよね・・・!
ウイグル人ってみんな服の色使いが上手で、ビックリでした。
夕飯はポロというウイグル風ピラフを食べました。
紅茶が飲み放題なのが嬉しかった。
日帰りだったので、アクトーからカシュガルへ戻る頃にはもう日が暮れていました。
さて、翌日はいよいよ国境越えです!(つづく)
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