2019年シルクロードの旅⑫カシュガル・ウルムチ

新疆ウイグル自治区

この記事は、2019年4月20日~5月25日までの約1ヶ月間、シルクロードを周遊した際の記録(日記)です。

まとめ記事はこちら:
2019年シルクロードの旅のまとめ

カシュガル – 2019年5月22日(Day33)

カシュガル老城を歩く。エティガール寺院の前まで来たがほとんど人がいない。
老城の茶屋でナンとお茶をもらい、ウイグルの老人たちと一緒に簡易的な朝食をとった。スイカも食べた。

カシュガル老城で朝ご飯

Sultan Hotel をチェックアウトして、人民西路沿いにあるOYOホテル麗豪大酒店に移った。こちらの方がいくらか安い。部屋は簡素だが申し分ない。

カシュガル国際バザールへ。以前ここに来たときにどうしても食べたかったものがある。バザールの入り口近くにある、羊肉の店。軒先の大きな鉄板の上で肉の塊を焼いて(茹でて?)いて、羊のいい香りが漂う。なんとも柔らかそうな肉で、脂身も多そうだ。肉の塊を適当な大きさに切り分けてもらい、ナンの上に乗せ、皿に盛ってもらう。シンプルな料理。味付けも塩だけ。

これを店の中で食べる。塩がきいて濃いめの味付け。ナンが羊のスープを吸って美味しい!
レバーも入っていて、これで21元。味が濃いのでお茶をすすりながら食べた。

散歩。カシュガル老城はやっぱり楽しいが、2018年に来たときと比べると、より観光地化された感がある。中国国内からのツアー客が多い。

17時頃、「山呢咖啡」というカフェでアイスコーヒーを飲む。まったりする。

またカシュガル老城を歩く。子どもたちが遊んでいる。

21時前、まだ明るい。カシュガル老城にある夜市に来てみた。青空の下、提灯がたくさん吊るされ、賑わっている。ぐるっと歩いてみたが、それほど大きな規模の市場ではない。様々なウイグル料理の屋台が出ている。

カシュガルの夜市 – 様々なウイグル料理の屋台が並ぶ

その屋台の中で、なんとなく美味しそうな麺料理の店を見つけて、黄面と書かれてある料理を注文してみた。メニュー表の一番上にあったので、最もスタンダードな麺料理なのかなと思った。5元。黄色い麺は中華ソバを少し細くしたような麺。5,6種類のタレをかける。いろんな野菜といろんな香辛料が混ざった複雑な味。酸っぱくて辛い。ニンニクが効いてる!卓にあるニンニクの皮をむいてそのまま丸々1個食べることもできる。

ウイグルの麺料理

これだけでは足りず、別の店で、いろんな種類の麺が入ったものを注文した。8元。こちらはあんまり美味しくなかった。

ザクロジュースで口直し。10元。スッキリ美味しい。ライム、レモンに近い酸っぱさ。さらに、帰りにジューススタンドのラテを頼んだ。8元。

カシュガル→ウルムチ – 2019年5月23日(Day34)

朝起きてコーヒーを飲もうと、「dicos」というチェーン店でのアイス・アメリカンを買う。17元。カシュガルのような辺境の都市であっても砂糖の入っていないコーヒーを飲めるのは嬉しくもあり、都市が発展していくことに対するなんだか複雑な気持ちもある。

歩いて色満路の方へ。「Sahar Hotel」というホテル、なんだか見覚えがあるなと思ったら、初めてカシュガルを訪れたときに泊まったホテルだった。あれは2013年だった。パキスタンのフンザから北上してカシュガルまで来た。同じ車で来たパキスタン人と一緒に泊まった。そういえば、客もほとんどがパキスタン人だった。

中を覗いて見ると、入り口に荷物検査の機械と警備員。よくよく思い出してみると、2013年当時は荷物検査の機械はなく、警備員もいなかったんじゃないかと思う。当時受付にいたと記憶している、痩せたウイグル人の主人もいなかった。

色満賓館。元ロシア領事館。有名なホテルである。かつてカシュガルに滞在したバックパッカーはみんなここに泊まっていたのだとか。格式高い建物である。

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色満賓館前にあるパキスタン料理店で昼食をとる。

チャパティ、チャイ、じゃがいもとピーマンと挽肉のカレー。以前パキスタンを訪れ頃の、懐かし味がした。パリパリのチャパティと濃いめの味付けのカレー。辛くはない。

歩いてカシュガル老城に戻る。百年老茶館に来てみた。ミントティー38元。鼻に通るスッキリとした風味。砂糖をたっぷり入れるとまた美味しい。

ウイグル人のおじさんがロシアの歌を歌っててびっくりした。なんて歌だっけ?カチューシャかな?

写真を取りながら、カシュガル老城をぶらっと歩く。おしゃれなカフェがあったので入ってみた。カフェラテにお茶菓子もついてきた。時刻は19時。そろそろ列車の時間だ。

タクシーでカシュガル駅へ。10分ほど乗って22元。ウルムチへ向かう夜行列車に乗る。列車は21時02分発、翌15時19分着。

20時02分、駅に到着して、パスポートチェック、そして荷物検査を終えて駅構内へ。国内旅行の観光客が多い。

20時09分、発券カウンターに並ぶ。3人ほど並んでいただけで、すぐにチケットが発券された!パスポートとスマホで予約番号を見せるだけでスムーズだった。

21時04分、列車が出発。食堂車がある!あとで行ってみよう。
ウイグル人のお姉さんと席を交換した。

21時22分、食堂車へ!けっこう空いてる!宮保雞丁を頼もうとするが、向かいの席の人が美味しくないよ、とのことで辣子炒肉とご飯に変更。40元、高い!やはり列車の中の食事は割高だ。会計は微信か現金。厨房から美味しそうな匂いがただよってくる〜ピーマン、唐辛子、鶏肉の炒め物。キクラゲも入ってる。辛くてうまい!

21時40分、克孜勒苏で停車。ぼちぼち就寝。

カシュガル→ウルムチ – 2019年5月24日(Day35)

09時11分、クチャを出発。遅れているようだ。

10時05分、轮台に到着。

10時14分、ウイグル人の女性に漢民族の女性が話しかけている。中国語上手だね、書けるの?どこで習ったの?など。

12時26分、駅に到着。コルラ。

14時33分、険しい山、トンネルに入る。

14時38分、再び食堂車へ。チャーハンが美味しい!

14時49分、魚儿の駅に到着。

15時59分、トルファンに到着する。

16時15分、トルファンを出発。

18時00分、ウルムチに到着!

ウルムチで泊まったホテルは「グランドメルキュール」だったはずだ。ちょっと記憶が曖昧。最後の夜だし奮発しようと思った。

夕食は火鍋を食べに、「皇城食府」へ。去年も来た店だ。火鍋が辛すぎて、食べてから後悔した。

ウルムチ – 2019年5月25日(Day36)

ウルムチの街を歩く。まずは国際バザール。ざっと見て回り、二道橋バザールへ。適当に入った店でプロフを食べた。うまい。やはりプロフはハズレない。

紅旗路から北上して西虹東路へ。暑い。土曜日ということで人が多い。買い物をしたり、子供を連れて出かけたりといった感じ人が多い。それにしても日差しが強い。

グランドメルキュールの近くの西虹東路には、半年前の10月と同じく、何人もの求職者がいた。陝西省、山東省などから来ているらしい。でも、何でウルムチで職探しなんだ?

ウルムチで仕事を探す?

紅旗路近くの適当な食堂で焼きそばを頼む。やはり、中華圏では、焼きそばとチャーハンは外れないな。

ウルムチ空港へ。北京経由で東京に変える。旅も終わり。日本に帰ったら新しい会社で新しい仕事!また旅に出て来られるといいな。

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